« 「デマ」時代の民主主義 | トップページ | 新しい都知事には、ぜひこの計画を白紙撤回してもらいたい。 »

2016年6月29日 (水)

神社の社格を表す用語「一宮(いちのみや)」

全国の神社の「社格」を表す用語には何種類かあるが、最も古いのは「一宮」であろう。
平安時代初期には用いられていたと考えられるが、公式のものではなく、民間で呼び習わされたものに始まる。
それだけに、後の官国幣社制度などと比べると一貫性には乏しい。
国によって、あるいは時代によって、そうなった“基準”がまちまちであるから、同じ一宮であっても大社小社が混在しているのが実情だ。

ただ、それが“民意”であればこそ、“官意”でないところで決まったという意義は深いと私は考えている。
たとえば、最も古くから信仰されている神社だから一宮と呼ばれるようになったというなら、それはまさに相応しいというものだ。
あるいは、その時点(古代末期)で、最も多くの人々が参詣する神社だから一宮と呼んだというのも正しいと思う。
つまり、“基準”はいくつかあっても良いのだ。
神社は、数学ではない、
だから、きれいに割り切れるものでもない。
それぞれの国で、それぞれの理由で、ここが一宮だと決められてきたものならば、それゆえにこそ尊重に値するのだと私は考えている。
明治に入ってから定められた官国幣社制度にしても、おおもとは一宮制に基づいている。あるいは、一宮の信用を利用して作られた新制度であると言っても誤りではないだろう。

Fujisanhonguhsengen

★写真は駿河国一宮=富士山本宮浅間大社

|

« 「デマ」時代の民主主義 | トップページ | 新しい都知事には、ぜひこの計画を白紙撤回してもらいたい。 »

歴史」カテゴリの記事

氏神」カテゴリの記事

神社・神道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/517692/57499893

この記事へのトラックバック一覧です: 神社の社格を表す用語「一宮(いちのみや)」:

« 「デマ」時代の民主主義 | トップページ | 新しい都知事には、ぜひこの計画を白紙撤回してもらいたい。 »