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2014年11月 4日 (火)

「アスカ」は「清浄な地」という意味

Iwafune1

「アスカ」という呼び名の語源は、清浄な地を意味する「スガ」に接頭語の「ア」が付いたものだ。
だから明日香や阿須賀など様々な表記のアスカが全国各地にある。
その地域の清浄神聖な場所がアスカと呼ばれているのだ。
だからアスカには神社が建てられている例が少なくない。
なかでも大和国(奈良県)の明日香(飛鳥)は特別で、
ここには古代の宮都(皇居・首都)が営まれて、
百年余にわたって統一国家ヤマトの中心地であった。
この時を「飛鳥時代」という。
ちなみにアスカというヤマト音に「明日香」という漢字を充てたのが最も古く、
その後奈良時代に「地名は好字二字」とするように通達がなされて「飛鳥」に代えたものだ。
言うまでもないが飛鳥は音読みでは「ひちょう」、
訓読みでは「とぶとり」であって、「あすか」とは読まない。
大和を「やまと」と読ませるのと同じで、日本固有の語彙、すなわち和語である。
明日香の枕詞が「飛ぶ鳥」であったことから選ばれたものだ。

怨霊の古代史』河出書房新社 より

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コメント

戸矢先生
はじめまして。
横須賀市在住の渡邊と申します。
月讀が好きで先生の本と今年出会い
読ませていただいてから、戸矢先生の本のファンになり今買いあさってる最中です。
FB・ツイッターも読ませて頂いてます。

横須賀(よこすか)の須賀は砂地を意味するということを聞いたことがあります。
清浄な地の『すが』とは違うのでしょうか。

くだらないコメント申し訳ありません。

投稿: 渡邊 淳一 | 2013年3月15日 (金) 13時07分

渡辺様、拙著ご愛読ありがとうございます。
「須賀」は「清浄な地」と「砂州」との両方の意味があります。もとは同一だったのですが、後世「清浄な地」という意味が忘れられてしまって「砂州」「砂地」として単独で使われるようになりました。「横須賀」の地名は比較的新しいため、「横に砂地がある」との意味で名付けられたのではないかと思われます。
でも、もしかすると「横に聖地」があるという意味かもしれません!ぜひ、調べてみてください。地名の発生より古い神社が近隣にあれば、その由来かもしれませんから。

投稿: 戸矢学 | 2013年3月15日 (金) 15時23分

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