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2014年11月16日 (日)

万葉集の歌に詠まれた「ツクヨミ」

 単純に「月」の擬人化としてツクヨミと呼ぶものと(祭神名にはない表記を用いている)、「月神」としてのものと二種見られる。

 月讀の 光に来ませ 足疾(あしひき)の 山を隔だてて 遠からなくに(巻第四の六七〇)
 月讀の 光は清く 照らせれど 惑へる情(こころ) 堪へじとぞおもふ(巻第四の六七一)
 天(あめ)に座す 月讀壮士(つくよみをとこ) 幣(まひ)はせむ 今夜(こよひ)の長さ 五百(いほ)夜継(よつ)ぎこそ(巻第六の九八五)
 海原の 道遠(とほ)みかも 月讀の 明(あかり)少なき 夜は更けにつつ(巻第七の一〇七五)
 み空往(ゆ)く 月讀壮士(つくよみをとこ) 夕(ゆふ)去らず 目には見れども 因(よ)る縁(よし)もなし(巻第七の一三七二)
 天橋(あまはし)も 長くもがも 高山(たかやま)も 高くもがも 月夜見の 持てる越水(をちみづ) い取り来て 公に奉りて 越(をち)得じむかも(巻第十三の三二四五)
 月余美の 光を清み 神島の 磯海(いそま)の浦ゆ 船出すわれは(巻第十五の三五九九)
 月余美の 光を清み 夕凪(ゆふなぎ)に 水手(かこ)の声呼び 浦海(うらま)漕ぐかも(巻第十五の三六二二)

(澤瀉久孝『新校萬葉集』より 書き下しは筆者)(『ツクヨミ・秘された神』参照)

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