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2012年12月28日 (金)

「太陽の道(レイ・ライン)」の真相…日神信仰を支える技術

■日神信仰を支える技術

 「太陽の道(レイ・ライン)」とは、一九七三年に写真家の小川光三氏が『知られざる古代太陽の道 大和の原像』を出版したのをきっかけに、八〇年にはNHKスペシャルで映像化されて広く一般に知られるようになったものだ。
 東の端である三重県には神島、そして伊勢の斎宮址があり、西の端の淡路島には伊勢の森・伊勢久留麻神社がある。
 この二つの「伊勢」を結ぶ東西直線上に、古代の祭祀遺跡や古い由緒をもつ神社が点在していて、共通点は太陽神の祭祀と、磐座(いわくら)・磐境(いわさか)である。
 長谷寺、三輪山、桧原神社(ひばらじんじゃ)、国津神社、箸墓(はしはか)、二上山などが同一線上に並び、倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)命、倭姫命(やまとひめのみこと)といった女性祭祀者のイメージも共通する。すなわち太陽神の祭祀に深いかかわりをもった古代の「聖線」である。これが「太陽の道」と名付けられた由縁である。
 そしてこれらはすべて、北緯34度32分の東西に走る一直線のライン上にある。
 古代王朝の政治的演出の一環であったと考えられているようだが、地図や磁石のあるはずのない古代のことで、一体いかなる測量技術によったものか!
 NHKスペシャルで番組化されるまで、そのような事実が存在すること自体ほとんど一般には知られていなかったことが第一の理由であるが、またそれが「聖地」をチェーン・リンクしているといういかにもの意味合いから、突然の大発見であるかのように話題になった。
 いわく「未知の知恵が古代にあった」「神々の足跡にアプローチ」等々。
 小川氏は、門外漢の立場から偶然その事実にたどりついたわけで、その地道で真摯な努力には敬意を表したい。ただ、それ以後の採り上げられかたは、「古代にはまともな測量技術はなかった」との前提に立っていたのは残念である。わざわざ稚拙な手法で測量して、それを証左とすることによって「太陽の道」の神がかり性をいやが上にも強調し、これが一般にうけた。「現代でも困難な測量が、古代にこれほど正確におこなわれていた驚き!」という組み立てである。インカの石組み技術やイースター島のモアイ像、エジプトやマヤのピラミッド建築技術も同様だが、必要以上に技術の高度さを強調するのは真相を隠してしまう。
 この印象は、いまだに尾を引いている。
 すでに記したように、陰陽五行による観相は、四千年以前から「天文」を観測し「地理」を見極め、都市を造ってきた。たとえば地理風水の天心十字法は、はるかに離れた四カ所の山頂を直線でつないでクロスさせ、そのクロス・ポイントを明堂の中心とするものだ。測量というならば、この技術は基本中の基本であって、天心十字と尋龍(じんりゅう)点穴(てんけつ)ができなければ地理風水をおこなうことにならない。
 「太陽の道」は、小川氏も当初から指摘しているように「春分・秋分の日の出・日没ライン」であって、この線の上に宗教施設を設けるのは道教・陰陽道にとっては基本的な手法の一つである。しかもこのラインを見出すのは技術的にもさほど難しいものではなく、少なくとも大発見のように騒ぐようなたぐいのことではないのだ。繰り返しになるが、春分・秋分の日の日の出の位置と、日没の位置を直線でつなぐと、そのライン上に聖蹟が数多く存在する。この位置の割り出しは、測量術の基礎である。ちなみに、夏至の「太陽の道」もあることは、すでに述べた。鹿島神宮と諏訪大社本宮をむすぶ東西ラインである。
 また、北緯34度32分の東西ラインは、淡路島が終点ではない。
 淡路からさらに西にラインをたどると、倉敷市金光町に金光教の本部もある。広島県佐伯には天上山山頂。他にも神社や遺跡は少なくない。
 またさらに遙か西へ海をも越えてたどって行くと、西安市つまりかつての長安の都もある。西安市は、北緯33゚39'~34゚44'にあるので、ほぼ同じライン上である。
 しかし何度も言うが、これは地理風水の常識である。古くから言われているように、「土地が肥沃で快適に暮らせる場所は、北緯30~40度の間」ということになっている。太陽を拝するのであればその中心線の35度あたりになるのは当然で(つまり夏と冬の中間点・春分秋分点)、そこが畿内のように山岳地帯でなければ、街造りも当然この一帯になるだろう。東漢氏は、それを熟知していたからこそ、それまで未開の辺境であった飛鳥の地を自分たちの拠点として選んだ。飛鳥がそれまで手付かずであったことは、彼らにはむしろ驚きであったのではないか。
 ちなみに近代都市はもう少し北寄りの緯度ラインに集中している。ロンドン、パリベルリン、モスクワは50度付近なので海流のサポートがあるとは言ってもかなり寒い。北京、ニューヨークは、日本でいえば青森辺りの緯度になる。近代文明は、より勤勉であるべく、快適さを犠牲にする宿命なのかもしれない。
 「太陽の道」が示すものは「古代から人類は、より快適な場所の見出し方を知っていた」という厳然たる事実である。それに比すれば、現代人はむしろ「分からなくなっている」のかもしれない。自然を見なくなったこととも関係があるだろう。
 私たち現代に生きる者は、古風な羅盤や魯班尺に頼らずとも、PCソフトやGPS(衛星波羅針盤)で簡単に線が引けてしまう。そのため、「古代においてはそれは不可能であったろう」との推測をしがちである。しかし決してそんなことはない。
 聖地を知る能力、聖地を見出す技術は、現代人よりはるかに長けていたことは、全国各地の神社、すなわち古社・延喜式内社の存在地点が証明している。(中略)「太陽の道」はオカルトでもなんでもなく、きわめて科学的な、しかも初歩的な天文地理技術の一つの成果である。
 太陽信仰は、星の信仰の中では最も基本的なもので、その証である太陽の道は、最も素朴な信仰の形である。周知のように「星の信仰」は他にもあって、北極星や北斗七星(北辰信仰・妙見信仰)、天(あま)の河(七夕信仰)などが日本では代表的なものだが、当然のことにこれらにまつわる地理は各地にあって、それぞれに天文と直接間接に関わる理由がある。
 太陽の道で重要なことは、ラインそのものの存在ではない。なによりもラインを正確に見出す技術と、聖地のポイントを定めることにある。他のどこでもなく、大神神社も箸墓もそこにある。そしてその理由こそが陰陽道である。飛鳥に蟠踞する東漢氏が深く関わっていたことは当然である。
(『ツクヨミ・秘された神』河出書房新社 より)

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2012年12月12日 (水)

アル・ゴア「不都合な真実」にある科学的間違い 35の不都合な真実

   

アル・ゴア「不都合な真実」にある科学的間違い 35の不都合な真実

                 
                            

 

2007年10月、ロンドンの高等裁判所は、9個の間違いをアル・ゴアの映画「不都合な真実」において特定しました。このビデオではこれらの9個の他、更に26個の間違いを特定します。(また英国では低学年児対象の教育に、この映画を使用することを禁止した)

1. 海面レベルに関する不正確な数値。
ゴアは南極西部とグリーンランドの融解で海面レベルが6m上昇すると主張しました。ゴアは近い将来にそれが起こるとは言及しなかったにも関わらず文脈上意味することは明確と判断しました。
2007年のIPCC報告書にある計算数値によれば、これら二つの氷床からは海面6センチ少々上昇させるだろうとあります。ゴアは公式の海面上昇の予測をほぼ100倍に誇張したのです。

2. 太平洋の島々が水没する。
人為的温暖化の為に太平洋のサンゴ環礁で人が居住する低地域が既に水没していっている。そして数ヶ所の島の住民がニュージーランドへ移住する状況を生み出しているとゴアは言っています。現在までゴアの言う様な島々の移住はありません。
オー ストラリアの国立潮位観測所による潮位測定によれば、過去半世紀での年間平均海面上昇度は人間の髪の厚さと同等です。ある研究によればモルジブでは、 1250年前から海面高は変化していません。モルジブの海岸の非常に近くにある木は、海面からたった数センチの所にありましたが、海面が急速に上昇してい ない事を、目の当たりに出来る証拠を破壊したくて仕方なかったオーストラリアの環境活動家によって最近根こそぎ取り去られました。

3. 海流による熱塩循環が止まる。
ゴアは地球温暖化が海洋の熱塩循環をストップさせ、ヨーロッパを氷河期に導くと言っています。それは間違いでしょう。
断続的な熱塩循環の弱化は、過去数十年間では観察されていません。逆に1980年以降増強した状態が観測されています。

4. CO2が気温を左右している。
過去4回の間氷期のそれぞれにおいて、気温の変化を 引き起こしたのはCO2濃度の変化だった、とゴアは言っています。それは逆です。気温変化が  CO2の変化に対して、800~2800年先行していました。ゴアも映画の中で根拠にした物も含めた科学論文がそれを明らかにしています。

5. キリマンジャロ山の雪が融けている。
地球温暖化がアフリカのキリマンジャロ山の雪を溶かし続けているとゴアは言っています。それは違います。
山 頂のフルヴェングラー氷河の溶解は1250年前から始まっていました。1936年にヘミングウェイがキリマンジャロの雪を描いたその後よりも以前の方が、 もっと多くの氷河が溶けていました。山頂の気温は決して融点以上に上がった事は無く、平均摂氏マイナス7度です。融解の原因は当地域の森林伐採により、長 期に渡り地域の状況が悪化したためです。

地球温暖化とは関係ありません。キリマンジャロ山頂の気温はここ30年間融点以下であり、それ以上上昇した事はない為、地球温暖化がキリマンジャロ山頂の悪循環を引き起こしていた訳ではありません。

6. チャド湖が乾き上がった。
ゴアは地球温暖化がアフリカのチャド湖を乾き上がらせたと言っています。それは間違いです。
過剰な水利用や農業様式の変化がその変化を導きました。チャド湖は同様に紀元前8500年、紀元前5500年、紀元前1000年、そして紀元前100年にも乾き上がっています。

7. 台風カトリーナは人間が引き起こした。
ゴアは2005年にニュー・オリンズを破壊 した台風カトリーナは地球温暖化が引き起こしたと言っています。それは間違いです。ニューオリンズを浸水しない様に維持してきたダムの堤防は台風の直撃に 耐えられないだろうとうい建築会社の技術者達の30年間もの警告をゴアの政党が聞き入れるのを怠ってきたからです。
カトリーナはその堤防を襲った時には、カテゴリー3の強度でしかありませんでした。技術者達が警告した通り、耐えられなかったのです。地球温暖化ではなく、ゴアの政党(米民主党)こそが、結果起こった死者と破壊について責任がありました。

8. シロクマが死んでいっている。
シロクマは地球温暖化によって、融けて消失していっている氷を見つける為に、長距離を泳ぐ間に死んでいる状況を、科学論文は証明している、とゴアは言っています。それは間違いです。
そ の研究では4頭のシロクマが死んだ事を言及したに過ぎません。その4頭の死は強烈な風と波を伴ったボーフォート海での猛烈な嵐によるものです。ボーフォー ト海の氷量は過去30年間で増加しています。世界自然保護基金からのある報告では、気温が上昇した地域でシロクマの頭数が増加し、気温が低下した地域では 減少した、とされています。
シロクマは前回の間氷期を生き延びました。当時は現在よりも5度気温が高く(南極氷床コアのデータ)恐らく北極には全 く氷は無かったと考えられます。シロクマへの本当の脅威は地球温暖化ではなくハンティングです。1940年には丁度5000頭程いましたが、現在では狩猟 は調整され25000頭生息しています。

9. サンゴ礁が白化した。
ゴアは地球温暖化の為に、サンゴ礁が白化していると言っています。それは間違いです。
1998年にも一定の白化がありましたが、その年に起こった例外的に強力なエルニーニョ南方振動が原因でした。過去250年間で2回起こった同様に強力なエルニーニョは、強力な白化現象を引き起こしました。地球温暖化はこの現象とは関係ありません。

10. 二酸化炭素100PPMは1マイル(約1.6km)の氷床溶解を引き起こす。
間氷期の最高気温時と氷河期の最低気温時での、たった100PPMのCO2濃度差が「好天気」と「頭上に1マイルの氷がある状態」の違いを生み出す、とゴアはほのめかしています。それは違います。
その効果算定の主流となっている数値をゴアの言及は10倍誇張しています。この効果によって100PPMの増加は摂氏12度の気温上昇を起こすと言っています。しかしIPCCの観点でも同温度のCO2増加による気温上昇は、1.2度以下であろうとされています。

11. 台風カタリーナは人間が引き起こした。

ブラジル海岸をかつて唯一直撃した台風カタリーナは、地球温暖化が引き起こしたとゴアは言っています。これは間違いです。
2004年、海面温度は通常よりも低かった。つまり温かくなかったのです。しかも大気温度はここ25年で最も低かったのです。大気温度は水温より遥かに低かったので、その条件が海水から大気への熱流動を起こしました。温暖な海で台風が強化するのと類似しています。

12. 日本の台風数は新記録である。
ゴアは2004年に日本を襲った台風数は新記録だったと言っています。これは間違いです。
熱帯性の低気圧数は、過去50年を通じて減少傾向です。熱帯性低気圧による降水量は減少傾向で、モンスーンによる降雨量には変化はありません。

13. 台風は強力になってきている。
地球温暖化によって台風が強力になるだろうと科学者が警告し続けてきたとゴアは言っています。これは違います。
過去60年に渡り温暖化効果ガスの排出量が6倍になってさえいますが、台風の強度には変化はありませんでした。

14. 大暴風雨で保険会社の損失が増えている。
ゴアは暴風雨や他の極端な気象現象のために、保険会社の損失が増加していると言い、それは地球温暖化の為と示唆しています。しかしそれは間違いです。
保険支払いによる喪失は、台風が通過した海岸地域の対人口比において2005年でさえも1925年より低かったのです。とても台風の少なかった2006年、ロンドンのロイズ社では、過去最高36億ポンドの利益を計上した事を公表しました。

15. ムンバイでは洪水が起こっている。
ゴアはムンバイ(ボンベイ)での洪水が増えてきていると言い、地球温暖化が原因であると示唆しています。それは違います。
ムンバイの2つの主要気象観測所のデータでは、過去48年にかけて大雨の増加傾向がありません。

16. 激しい竜巻が頻繁になってきている。

アメリカにおいて2004年の竜巻数が全ての時代における最高数を記録したとゴアは言っています。しかし感知システムが過去より改良された為、より多くの竜巻数が報告されていますが、ここ50年間以上で激しい竜巻数は減少しています。

17. 太陽が北極海を温める。
ゴアは北極海の氷が溶解すると、北極海を太陽が温める事になると言い、その図は太陽光が直接温めている事を示しています。それは違います。
海 洋は(太陽光)吸収する際に放射熱を放ちます。そしてもしも大気が無かったとしたら凍結します。そこでは、海を温めるのは太陽ではなく大気です。同時にゴ アの示す図では、対流圏と電離層を混同しています。ゴアは他にも数個の間違いを犯していて、放射熱移動に関する物理の基礎を理解していない事を証明してい ます。

18. ヒマラヤの氷河溶解により水補給が出来なくなっている。
世界人口の40%がヒマラヤの氷河の溶解による水で供給されているが、地球温暖化の為にそれが出来なくなっているとゴアは言っています。
しかし供給してはいないし、地球温暖化のせいでもありません。その水は殆ど全てが雪の溶解からきていて、雪の溶解量には減少はありません。

19. ペルーの氷河が消えていっている。
ゴアはペルーの氷河が、1940年代より短くなっている、と言い、地球温暖化が原因と示唆しています。それは違います。
非常に高い山頂を除き、過去1万年間の殆どを通じて、ペルー山系では、通常氷がない状態でした。

20. 北極が最も早く温暖化している。
ゴアは北極が地球の他地域と比べて早く温暖化していると言っています。それは違います。
確かに温暖化の時代には、北極が他地域よりも早く温暖化するというのは、概ね本当ですが、ゴアは過去60年で見たら北極は寒冷化していると言う事には言及していません。現在北極では1940年代よりも摂氏1度低いのです。

21. グリーンランドの氷床が不安定になっている。
ゴアは地球温暖化がグリーンランドの氷床を不安定にしていると言っています。それは違います。
グ リーンランドの氷は年間2インチ(5センチ)増えています。グリーンランドの氷床は過去3回の間氷期溶解せずに経てきました。それぞれが現在よりも摂氏5 度高かったのにです。グリーンランドの気温変化には太陽活動と密接な相関があります。しかしCO2と気温との相関はありません。IPCC(2001年)は グリーンランドの氷床を半分融解させるだけのためにも、摂氏5.5度の上昇が必要で、しかも数千年かかるとしています。

22. 世界中の山岳の氷河が消えていっている。
ゴアは「氷は物語を伝える、それは世界中で」と言い氷河が消滅する前後の写真を数枚見せています。しかしながら氷河の融解は1820年代から始まり、人類が何かしらの影響を与えられる遥か以前の話です。
そしてその後一定の割合で融解は進んでいて、大気中CO濃度の上昇を人類が影響を始めた後からも、融解が加速していない事を示しています。過去4回のうち3回の氷河期でのトータルの氷量は現在よりも短かったのです。故に地球温暖化は関係ありません。

23. サハラ砂漠がさらに乾いていっている。
ゴアは南サハラで恐ろしい悲劇が起こっていて、地球温暖化が起こした干ばつの為だと言っています。実際は地球温暖化で起こされた干ばつはありません。
南 サハラ全域で記録的降雨が2007年にありました。過去25年間、多くなってきた降雨のため、サハラ砂漠は30万平方km縮小しました。グレートプレイン (米)では西暦1200年より以前には度々、そして長期の厳しい干ばつがありましたが、1200年以降、降雨は増えてきました。

24. 南極西部の氷床が不安定である。
ゴアは南極西部の氷床で不安定化が観測されていると言い、地球温暖化が原因と示唆しています。しかし過去1万年に渡りこの氷床の交代の殆どは海面レベルや気象による影響は無しに起こってきました。
実際には南極の殆どでは、氷床は成長していってます。南極での平均気温は確実に過去半世紀にかけて下降しました。南極の海氷の広がりは2007年後半に過去30年間の最高を記録しました。

25. 南極半島の氷棚は崩壊していっている。
ゴアは各各がロード・アイランド(米国) より大きい6個の氷棚が崩壊し、南極半島から最近消えていったと言い、地球温暖化が原因と示唆しています。ゴアはその氷棚が以前にも溶けた事があるのを説 明していません。それは海底の堆積物研究が示しています。南極半島は南極大陸の2%を占めるのみです。他の大部分では氷は成長していっています。

26. ラーセンB氷棚が地球温暖化の為に崩壊した。
ゴアはラーセンB氷棚に着目し、35日間で完全に消え去ったと言っています。しかし過去1万年を通じて氷棚は継続的に崩壊していたのです。そして氷棚が最大の大きさになったのは、恐らく15世紀後半の小氷河期でした。

27. 蚊が高地に上がってきている。
ゴアは地球温暖化のため、蚊が高い地域に登ってきていると言っています。それは違います。
最も最近に起こった(マラリア)の大発生は今世紀、そして以前に起こった場所よりも低い地域で起こりました。ナイロビは海抜1000m以上の所に建てられましたが、それは蚊の生息上限以上にする為だったとゴアは言っています。それは違います。
「人 類による地球温暖化」があらゆる大きな影響を起こし得たそれ以前にもナイロビでは10回のマラリア発生がありました。その内の1つは遥かに高地のエルド レットであり、そこはほぼ海抜3000mです。マラリアは熱帯性の疾病ではありません。蚊は棲息するのに摂氏15度以上である必要はありません。
現 代での最大のマラリアの大発生は1920年代、30年代にシベリアで起こりました。1300万人が感染し、60万人が死亡し、更に遥かに北の北極圏アー ク・エンジェルで3万人が犠牲になりました。(翻訳者補足:他の報告書では、後者は感染者が3万人で、犠牲者は1万人)仮に気候の温暖化が継続しても、マ ラリアがそれで拡大すると仮定すら出来る根拠はありません。

28. 多くの熱帯性疾病が、地球温暖化を通じて拡大する。

ゴ アはマラリアと同様にデング熱、ライム病、西ナイルウィルス、アレナウィルス、鳥インフルエンザ、エボラウィルス、病原性大腸菌O-157、ハンタウィル ス、レジオネラ菌、レプトスピラ症、多剤耐性結核、ニパウィルス、重症急性呼吸期症候群、コレラ菌139を地球温暖化が拡大させていると言っています。地 球温暖化はそんな事は起こしていません。
最初の4つだけが昆虫媒介ですが、どれも熱帯性ではありません。ゴアが言及した病気は気温上昇に鋭敏に反応するものはありません。それらは温暖な気候で拡大するのではなく、ネズミ、ニワトリ、霊長類、ブタ、衛生不良もしくは寒冷な気候により拡大します。

29. 西ナイルウィルスが地球温暖化の為に米国で拡大する。
ゴアは西ナイルウィルスがこの2年間で米国で拡大すると言い、地球温暖化が原因と示唆しています。それは違います。
西ナイルウィルスはどんな気候でも拡大します。温暖化はその発生や流行には影響しません。

30. CO2は汚染物質である。

ゴアはCO2を地球温暖化の汚染物質と述べています。それは違います。
CO2は植物や木にとっての栄養です。研究によると、現在の30倍の濃度でも最も繊細な植物でも繁殖することが示されています。

31. 2003年の熱波で3万5千人が犠牲になった。
ゴアは2年前のヨーロッパで熱波 が3万5千人を死亡させた、と言っています。科学的な一般の見解では2003年よりも更に極端な熱波による状態は定期的に起こっているとされています。よ り低頻度ながらアメリカだけでも極度に寒冷な気候の為に、毎年17万4千人までの人々が亡くなっていると計算されています。

32. ハジロマユヒタキは稚鳥に餌を与えられない。

ゴ アは渡り鳥の到着日のピークは、25年前では4月25日だった。そして雛は6月3日に孵化し、それは丁度毛虫が出てくる頃だったと言っています。しかし 20年間の温暖化で毛虫は2週間早くなり、雛はそれに追いつこうとしたが出来なかった。故に鳥達は困難な状態に陥った、と言っています。
しかしそれへの適応はその鳥にとって容易でした。彼らはまさにそこから更に数十キロ北に飛び、毛虫が孵化してくる丁度良い時期に見つけました。ゴアは言いませんでしたが、ハジロマユヒタキにとって悪い話は毛虫や後に蝶になる側にとっては良い話です。

33. ゴアは模造の写真とフィルムを使っている。
その氷河は成長していると知られてい る物です。そして以前よりも速く成長しています。ここはアルゼンチンの南部であり、最終的にアルゼンチノ湖を横切りせき止めます。その氷の背後で水が貯留 されていて、いずれはその氷を突破するのです。これは地球温暖化で起こっているのではありません。しかし南大西洋の地域的な寒冷化の為です。

34. テムズバリアーは以前より頻繁に閉じている。
海水面上昇の為、テムズバリアーの管理者達は最初に建設された当時よりも頻繁に閉じているとゴアは言っています。それは違います。
(テ ムズバリアーとは、イギリスのテムズ河の流量制御の為の障壁)バリアーは確かに頻繁に閉じる様にになりましたが、その理由は地球温暖化や海面上昇とは関係 ありません。理由は政策の変化です。潮位が特に低い時にはバリアーを閉じる事とし、干満の影響を受けるテムズ河で水を常に放出するよりは、河川水を保持す る事にしたためです。

35. 誰からも反論された事実はありません。
2050年のすぐ後にもCO2濃度が600PPMを超える予測を誰も指摘していないとゴアは言っています。しかし、IPCCによる6つの公式な予測のどれもでさえ、2050年に600PPMになるとは予測していません。
(クリストファー・モンクトン卿による報告を改修)

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2012年12月10日 (月)

元旦に北極星を礼拝する天皇

  北極星を信仰の中心としたのは道教であり、またその原理を取り込んで日本独自に成立した陰陽道である。
 現代人には馴染みが薄くなってしまったが、今なお天皇との関わりは浅からぬものがある。とくに、天皇御一人においておこなわれる祭祀に今もなお、はっきり伝わっている。これを四方拝(しほうはい) という。
  四方拝とは、正月元旦に、天皇がおこなう陰陽道の祭祀である。
  旧暦一月一日 の寅の刻(午前四時頃)、天皇は黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という黄色の朝服(ちょうふく)を着用し、清涼殿の東庭に出御する。
  天皇はまず北に向かい、自らの属星(ぞくしょう)を拝する。
  属星(ぞくしょう)とは、陰陽道では、誕生年によって定める北斗七星の中の一つの星で、その人の運命をつかさどる命運星のことである。以下のように生まれ年で北斗七星の命運星が決まる。
 午年    →破軍(はぐん)星
 巳・未年→武曲(ぶごく)星
 辰・申年→廉貞(れんてい)星
 卯・酉年→文曲(もんごく)星
 寅・戌年→祿存(ろくそん)星
 子年    →貪狼(どんろう)星
 丑・亥年→巨門(こもん)星
  この中の自身の星を最初に拝するのだ。
  そして次ぎに天を拝し、西北に向かって地を拝し、それから四方を拝し、山陵を拝する。
  このとき天皇は以下の呪言を唱える。

  賊寇(ぞくこう)之中(しちゅう)過度(かど)我身(がしん)、毒魔(どくま)之中(しちゅう)過度(かど)我身(がしん)、毒気(どくけ)之中(しちゅう)過度(かど)我身(がしん)、毀厄(きやく)之中過度我身、
  五鬼六害(ごきろくがい)之中過度我身、五兵口舌(ごひょうくぜち)之中過度我身、厭魅(えんみ)咒咀(じゅそ)之中(しちゅう)過度(かど)我身(がしん)、
  百病(ひゃくびょう)除癒(じょゆ)、所欲随心(しょよくずいしん)、急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)。

  最後の「急々如律令」は、陰陽道独特の呪文である。漫画や映画でも、安倍晴明がしばしば唱えていたので、ご記憶のむきも少なくないだろう。
  片手か両手で印を組んで唱えれば良い。意味は、強いて言えば「急ぎ律令のように厳しくせよ」といったところだが、実際の使われ方とはあまり関係はない。呪文とはそうしたもので、文言が一人歩きする。
  この前段に並んでいる文言も、多少の異動はあるが一千年以上使われてきている呪文である。字面の通り、賊や毒や危害、病気、苦悩などの排除を祈念するものであるが、文法的には省略されて、やはり呪文化している。
  なお発音は参考までにルビをふったが、本来我々の容喙(ようかい)すべからざる領域のことであって、みずから唱えるただ上(かみ)御一人のみの知るところである。四方拝とは、そういうものだ。天皇より他におこなうことはなく、天皇のみおこなうことができる特別な祭祀である。明治以後は、皇室祭祀令によって規定され、皇室祭祀令が廃止された戦後においても、それに准じて行われている。
  元旦の午前五時半に、黄色の束帯を着用して、宮中三殿の西側にある神嘉殿の南の庭に設けられた建物の中で、伊勢の内宮と外宮、すなわち皇大神宮と豊受大神宮に向かって拝礼した後に、四方の諸神を拝するように改められた。むろん寺院は一切対象外である。
  戦前は国家祭祀としておこなわれて四方節と呼ばれ、祝祭日の中の四大節の一つとされていたが、戦後は天皇家の私的な祭祀として、しかし往古のままに執りおこなわれている。天皇にとって、北極星・北斗七星は古来特別のものなのだ。
(『ヒルコ 棄てられた謎の神』河出書房新社 より)

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2012年12月 2日 (日)

韓国メディアの日本支社(支所)所在地一覧

■韓国文化放送(MBC)〒135-0091 東京都港区台場2-4-8 18F
(フジテレビジョン 〒137-8088 東京都港区台場2-4-8)

■韓国総合TVNEWS 〒105-0000 東京都港区赤坂5-3-6  
(TBSテレビ 〒107-8006 東京都港区赤坂5-3-6 )

■韓国放送公社 〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1 NHK東館710-C
(NHK放送センター 〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1)

■東亜日報  〒104-0045 東京都中央区築地5-3-2
(朝日新聞東京本社  〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2)

■韓国日報 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1 8F 
(読売新聞東京本社  〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1)

■朝鮮日報  〒100-0004 東京都一ツ橋1-1-4F
(毎日新聞東京本社  〒100-8051 東京都一ツ橋1-1-1)

■京郷新聞 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2
(産経新聞東京本社  〒100-8077 東京都千代田区大手町1-7-2)

■大韓毎日 〒108-8010 東京都港区港南2-3-13 4F
(東京新聞・中日新聞東京本社 〒108-8010 東京都港区港南2-3-13)

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