« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »

2009年10月21日 (水)

「文豪の街」に本屋がない!(116夜)

Kc3o0010 私の住んでいる文京区千駄木町は、かつて鴎外・漱石が住んでいたところから「文豪の街」などという気恥ずかしいキャッチフレーズを掲げている。物書きのハシクレの身としては居たたまれないこと甚だしい。「かんべんしてくれ~っ」と、酔っぱらって天に向かって叫んだこともあるが、もちろんそれで何かが変わるはずもない。一時は街灯一つ一つに「文豪の街」という旗が懸けられていて、見渡す限り何十、いや何百という「文豪の街」が延々と連なっていたのは耐え難い景観であった。
さすがに、それは今はなくなったが、店先など至る所でこのキャッチフレーズは踊っている。

しかも、この「文豪の街」には、なんと本屋さんがないのだ、一軒も!
本屋のない「文豪の街」、それが千駄木町である。
なんと皮肉なことだろう。
古本屋とブックオフが一軒づつあるだけだ。
隣接する白山や根津にはあるのだが、千駄木町内は数年前に最後の一軒が閉店して、ついにゼロ地帯になってしまった。
この街で育つ子どもは本屋に立ち寄ることもできないのだが、これでいいのだろうか?
文京区という区名からしても、ちょっと情けない気がする。
区営か町営の本屋でも、やってくれないものだろうか?

(※写真は渋谷・紀伊国屋書店)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年10月18日 (日)

追悼 加藤和彦さん

私がある博覧会の広報ディレクターであった時に、加藤さんが音楽プロデューサーとして参画。頻繁にお目にかかる機会を持てたのは幸運でした。なかでも、羽田から隣り合わせの座席になって、問われるままに話し込んだ空の上での思い出はかけがえのないものです。私が生まれて初めて買ったレコードが『帰ってきた酔っぱらい』だったと言ったら笑っていたその顔が、今もそのまま思い浮かびます。
──ただただ無念でなりません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »