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2008年10月11日 (土)

79夜 私のル・クレジオ──祝ノーベル文学賞受賞

フランスの作家、ジャン・マリ・ギュスターブ・ル・クレジオ氏がノーベル文学賞を受賞した。
1969年のサミュエル・ベケット以来の納得受賞だ。
下馬評に村上春樹の名前が出ていたが、ル・クレジオとは比較にもならない。
私にとっては、高校生の時に、最も影響を受けた作家の一人だ。
いまもなお私の中にその痕跡を認めるのは『物質的恍惚』と『発熱』だと、今回あらためて自覚した。
『大洪水』『愛する大地/テラ・アマータ』『調書』も強い刺激を受けた作品だ。

しかし現在日本ではほとんどその著書は手に入らない。
70年代初期の日本でも、さほど売れたとは思われないのだが、
よくぞあれだけ次々に出版したものだ。新潮社や河出書房などが競うように出版していた。
翻訳者も、トップクラスばかりであった。
──ぜひとも復刊されるよう願いたい。

Photo

写真は、私の蔵書から、懐かしい三冊。

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コメント

戸矢さんこんにちは、某SNSのジゴロウです.
戸谷さんが登場のころ、ほぼニアミスで退会してしまいました!
そのころ、おもしろいブログを書く方だなアと漠然と感じてました♪ ので こちらのブログサイトも「お気に入り」にしていた次第です。

クレジオールの著作本は 今AMAZONで古本で2万の高値がついていると あるサイトで話題になっております♪

造詣の深い国内の文化人が意外と少ないのも話題性があり
そのミステリアスな一面(奥様がモロッコ人、今福龍太氏とも親好があり、クレオール主義に影響をあたえているなど)もかって あらたな投資家の注目にもなっているようですよ。 では また。。

投稿: ジゴロウ | 2008年10月14日 (火) 18時55分

記憶にある"お名前"と思ったら、そういうことですか。
遠路はるばる、ようこそ!
それにしても二万円とは。
さっそくアマゾンのユーズドを検索してみたら、
まさに「ノーベル賞相場」なのか、高いこと高いこと、
著者本人もびっくりでしょう。
これはさしずめ「アンティーク価格」ですね!
思えば、私が購入して読んでいたのは三十数年前。
クレオール主義との関わりについては知りませんでした。
親しい日本人が今福氏とは、さすがですね。
──それにしても、ジゴロウさんは、よくご存じですね!

投稿: 戸矢です | 2008年10月14日 (火) 21時59分

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