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2008年3月23日 (日)

26夜 ブック・レビュー 『魯山人陶説』

魯山人陶説 (中公文庫)

見識をもって矜持をつらぬく魯山人,

備前も萩も唐津も織部も九谷も、種類にこだわりなく作り上げる力は、単なる陶芸家には決して見られないものだ。

最初の人間国宝に推挙されながら、それを拒否したのも、「陶芸職人」ではないぞという強い矜持が感じられる。

柳宗悦たちの民芸運動に対して、超然として「下手物(げてもの)」と断定したのも見識だ。

──「陶芸」だけでもこれだけの“巨人”であるのに、書も料理も文筆も、というのだから、もはや“偉人”というべきか。

魯山人陶説 (中公文庫)

著者:北大路 魯山人

魯山人陶説 (中公文庫)

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